会長挨拶


岡垣町商工会 第13代会長

辻󠄀 一昭

 このたび皆様のご推挙により、岡垣町商工会第13代会長に就任いたしました。

 岡垣町商工会の良き伝統を大切にしながら、現在の厳しい経済環境の流れに沿った改革に、微力ながら取り組んでまいりたいと考えています。

 なにとぞ会員の皆様方をはじめ、国、県、町並びに関係機関の皆様のお力添えを頂きますよう心からお願い申し上げます。

 

経済状況

 猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が第5類へと移行し、ようやく社会生活と経済活動の回復が期待される状況となりましたが、その一方で、ウクライナや中東地域の世界情勢の不安定さの長期化や原油原材料高騰や円安の状況から、世界規模で景気経済がさらに悪化する恐れがあるとされています。

 地域経済の担い手である中小商工業者は甚大な被害を受けており、回復の端緒はみられるものの、人手不足や社会的賃上げ要請も含め大変厳しい経営環境の中にあり、商工会としては、今後も引き続き伴走型支援を徹底して行うことが求められています。

 

商工会事業

 <経営改善普及事業>

 商工会事業の基本となる中小商工業者の経営全般についての支援や、経営発達支援計画に基づいた様々な事業を実施します。

 経営に関する講習会や、商工政策の情報提供、経営資金の融資あっせんなどの金融支援、税務対策支援など、商工業者が必要とする線活動を専門機関と共に提供し、課題解決に努めます。

<地域振興事業>

 岡垣町商工会の事業としては、5月に「えびつ ほたるの夕べ」を実施していますが、毎年多くの人出で賑わっています。これからも引き続き中心市街地の便利さと、ほたるが飛び交う豊かな自然が両立するまちの魅力を発信したいと思います。

 また、福岡県と岡垣町のご支援により、令和6年度の20%プレミアム 付き商品券事業は、一般紙券分(うきうき商品券)が1億円、キャッシュレス分(おかがきガッキーペイ)が1億5千万円を販売することとなり、町内消費需要の喚起や会員事業所の売り上げ増加と地域活性化につながるものと感じています。 特にキャッシュレス商品券は、時代の流れでもあり、今後も社会全体でその割合が増えていくことが見込まれ、岡垣町商工会での取り組みを進めていきます。

 特産品事業はリピーターも多くいる「高倉びわ茶」の販売促進に引き続き努めます。

 「えびつキッチンカーマルシェ」も駅前の賑わいづくりに寄与できるよう利用を促します。 

 

自然災害などへの備え

 中小商工業者にとって、感染症や自然災害から受ける影響は重大なものとなりやすく、日ごろからその脅威への備えが大切です。商工会は会員の皆様の事業所が、BCP(事業維持計画)の検討を進める際に、専門家を交えながらともに考え支援を行いたいと思います。 

 

岡垣町商工会の今後の取り組み

 岡垣町商工会は、今後も多くの課題を乗り越え、役員、職員が一丸となりながら、より効率的で会員の皆様の役に立つ中小商工事業者支援策を実施してまいりたいと考えています。

 何卒ご理解ご協力を賜りますようお願いいたしまして、ご挨拶といたします。